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主訴:5時間前からの頭位変換時の回転性めまい(正答率:3%)
患者プロフィル:65歳女性、主婦

2012/03/05

 来院5時間前の朝起床時より、頭位変換時の回転性めまいあり。天井がぐるぐる回るような感じで、じっとしていると1分以内に治まるが、寝返りなどの頭位変換を行うとまた同様の症状が出現する。頭痛、嘔吐、難聴、耳鳴りはなし。

 既往歴は特にない。高血圧、糖尿病、薬剤アレルギー、内服薬、飲酒、喫煙なし。

 身体所見:血圧120/70 mmHg、心拍数 70/分 整、呼吸数 16/分、体温36.2℃、SpO2 98%(室内気)。冷汗や冷感なし。意識清明。貧血、黄染、チアノーゼなし。頸部硬直なし。呼吸音、心音、腹部、四肢に異常認めず。瞳孔径3mmで左右差なく、両側対光反射迅速。呂律難、運動・感覚・協調運動障害なし。

 自発眼振は認めなかったため、Frentzel眼鏡を装着させDix-Hallpike法を施行した。右45度懸垂頭位で患者から見て右回り(検者から見て反時計方向回り)の回旋性眼振を示した(下図)。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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