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主訴:2時間前からの動悸(正答率:22%)
患者プロフィル:35歳男性、大工

2011/12/01

 数年前から年に数回、動悸で救急室を受診していた。本人の話では「発作性の不整脈」にて内科通院歴もあったが、半年前から外来通院を自己中断していた。前日までは特に症状はなかった。友人と飲酒中、2時間前から突然に動悸を自覚。友人の自家用車にて受診した。胸痛や呼吸困難なし。意識清明。薬剤アレルギー歴なし。

身体所見:血圧140/70 mmHg、心拍数 140-160/分 不整、呼吸数 20/分、体温36.2℃ SpO2 96%(室内気)体重 75kg。全身状態良好で、呼吸音に左右差なし。両側肺野でクラックルは聴取せず。心音は不整で、頻脈あり。過剰心音や心雑音は聴取せず。冷汗なし。チアノーゼなし。ポータブル単純胸部X線写真上、肺うっ血や心拡大なし。

 心電図上、心房細動を伴うWPW症候群を認めた(下図参照)。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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