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新型コロナ「小児版ファクターX」は存在する?

 現在当院への問合せで最も多いのが「コロナワクチン後の長引く後遺症」について(関連記事:ポストコロナワクチン症候群」は存在するか)、2番目に多いのが「(5~11歳の)小児へのコロナワクチンの是非」だ。

 成人へのワクチンの要否が議論され始めた頃、「重症化するのは高齢者だけなのになぜ若者まで打たねばならないのか」という患者からの相談が多く寄せられた。僕は、「このワクチンは誰のために受けるのかをまず考えてほしい」と答えていた。「あなたがワクチンを受けずに感染しても重症化する可能性は極めて低いでしょうが、あなたが高齢者に感染させたとすればどうでしょう?」と問い、コロナワクチンは「自分のためというよりも他人のため、社会のためと考えてみてほしい」と伝えた。ちなみに僕はこのようなワクチンを「利他的ワクチン」と呼んでいる。

著者プロフィール

たにぐち やすし氏●1991年関西学院大学社会学部卒。商社勤務を経て、2002年大阪市立大学医学部卒。研修医終了後、タイのエイズ施設でのボランティアを経て大阪市立大学医学部総合診療センター所属となり、現在も同大非常勤講師。2007年に大阪・梅田に開業。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。労働衛生コンサルタント。

連載の紹介

谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」
患者さんに最も近い立場で医療を行いたい……。それを実現するため医師6年目に資金300万円で開業した谷口氏。「どのような人でも、どのような症状でも受け入れる」をポリシーに過去11年で3万人以上の初診患者を診察した経験を基に、開業医のやりがいや苦労、開業医に求められるミッションを若手医師向けに語ります。

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