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新型コロナ、僕が「5類格下げ」に反対する理由

 現在、医療者のみならず、メディアや一般の人からも「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染症法上の分類を(「新型インフルエンザ等感染症」から)5類に格下げすべきではないか」という意見が増えてきている。僕自身はそれには「反対」の立場であり、今回はその理由を述べたい。なぜ5類への格下げが不適切なのか。それを説明するためにまずは1つの事例を紹介したい。

 日々極度の緊張が強いられた今春の大阪の第4波の中、酸素飽和度80%でも入院できなかった事例については過去のコラム(変異株大流行で入院できない、在宅医も不十分の現実)で伝えた。今回紹介したいのは、その第4波の中で入院が認められ無事に退院できた幸運な例だ。

著者プロフィール

たにぐち やすし氏●1991年関西学院大学社会学部卒。商社勤務を経て、2002年大阪市立大学医学部卒。研修医終了後、タイのエイズ施設でのボランティアを経て大阪市立大学医学部総合診療センター所属となり、現在も同大非常勤講師。2007年に大阪・梅田に開業。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。労働衛生コンサルタント。

連載の紹介

谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」
患者さんに最も近い立場で医療を行いたい……。それを実現するため医師6年目に資金300万円で開業した谷口氏。「どのような人でも、どのような症状でも受け入れる」をポリシーに過去11年で3万人以上の初診患者を診察した経験を基に、開業医のやりがいや苦労、開業医に求められるミッションを若手医師向けに語ります。

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