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あなたは直視できますか?ボランティア医療者が警官から暴行を受ける国の映像を

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を「戦後最大の危機」と呼んだとしてもそれほど異論はないだろう。あきらかに入院が必要な患者に酸素を届けることすらできず、救急医がどの患者に人工呼吸器をつけるべきかを悩まねばならない事態が生じているのだから。だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で悩まねばならないのはそれだけ日本が“平和”だからだ、とも言えるのではないだろうか。

 無抵抗の医療者が複数の警察官に頭を蹴られ銃器で繰り返し殴られるシーンを直視できるだろうか。これは映画ではなく現実の世界で起こっている事実だ。現在世界中で拡散されているyoutubeのこのビデオには、負傷したデモ参加者を救護するために駆け付けた医療者が警察官から暴行を加えられているシーンが撮影されている。

著者プロフィール

たにぐち やすし氏●1991年関西学院大学社会学部卒。商社勤務を経て、2002年大阪市立大学医学部卒。研修医終了後、タイのエイズ施設でのボランティアを経て大阪市立大学医学部総合診療センター所属となり、現在も同大非常勤講師。2007年に大阪・梅田に開業。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。労働衛生コンサルタント。

連載の紹介

谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」
患者さんに最も近い立場で医療を行いたい……。それを実現するため医師6年目に資金300万円で開業した谷口氏。「どのような人でも、どのような症状でも受け入れる」をポリシーに過去11年で3万人以上の初診患者を診察した経験を基に、開業医のやりがいや苦労、開業医に求められるミッションを若手医師向けに語ります。

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