日経メディカルのロゴ画像

BZは○○につながる地獄の門を開く

 過去のコラム「ベンゾジアゼピン依存症、最強の“治療”とは?」では、僕がタイの施設でボランティアをしていたときに米国人の医師Dr.Jから、「日本の医師は気軽にベンゾジアゼピン(以下BZ)を出し過ぎだ」と指摘された経験を述べた。BZが原因で起こった凄惨な事件についても触れ、さらに研修医時代に何人かの先輩医師たちが気軽にBZを処方していることに驚いたエピソードも紹介した。

 研修医時代は僕がまだDr.Jに出会う前だったわけだが、実は研修医の頃から何人かの先輩医師たちのBZ処方に違和感を覚えていた。その理由は医学部入学前の学生時代の話にさかのぼる……。

著者プロフィール

たにぐち やすし氏●1991年関西学院大学社会学部卒。商社勤務を経て、2002年大阪市立大学医学部卒。研修医終了後、タイのエイズ施設でのボランティアを経て大阪市立大学医学部総合診療センター所属となり、現在も同大非常勤講師。2007年に大阪・梅田に開業。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。労働衛生コンサルタント。

連載の紹介

谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」
患者さんに最も近い立場で医療を行いたい……。それを実現するため医師6年目に資金300万円で開業した谷口氏。「どのような人でも、どのような症状でも受け入れる」をポリシーに過去11年で3万人以上の初診患者を診察した経験を基に、開業医のやりがいや苦労、開業医に求められるミッションを若手医師向けに語ります。

この記事を読んでいる人におすすめ