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医療者はLGBTの理解に務めるべし

2018/11/16
谷口 恭(太融寺町谷口医院)

 僕がLGBTの患者を積極的に診るようになったのは、研修医を終えてタイのエイズ施設でボランティアをしていたときだ(参考:医療者が病気で患者を差別する日本の今を憂う)。患者だけではなくこの施設で働く職員やボランティアの中にもLGBTの人がいた。そしてこのときに僕とLGBTの心理的距離はぐっと近くなったと思う(写真1)。

写真1 2004年にタイのエイズ施設「パバナプ寺」(Wat Phrabhatnamphu)にて
中央が筆者。他はHIV陽性の患者とその子ども。(参考:医療者が病気で患者を差別する日本の今を憂う)。比較的元気なHIV陽性のトランスジェンダーは日々のメイクアップとドレストアップを欠かさなかった。

著者プロフィール

たにぐち やすし氏●1991年関西学院大学社会学部卒。商社勤務を経て、2002年大阪市立大学医学部卒。研修医終了後、タイのエイズ施設でのボランティアを経て大阪市立大学医学部総合診療センター所属となり、現在も同大非常勤講師。2007年に大阪・梅田に開業。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。労働衛生コンサルタント。

連載の紹介

谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」
患者さんに最も近い立場で医療を行いたい……。それを実現するため医師6年目に資金300万円で開業した谷口氏。「どのような人でも、どのような症状でも受け入れる」をポリシーに過去11年で3万人以上の初診患者を診察した経験を基に、開業医のやりがいや苦労、開業医に求められるミッションを若手医師向けに語ります。

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