昨年、日本内科学会などの8つの学会の合同委員会が作成したメタボリックシンドロームの診断基準では、ウエスト周囲径が必須項目になっている。そのウエスト周囲径は、男性85cm以上、女性90cm以上であることから、メタボリックシンドロームと診断されるのは男性が多く、女性では少ない。しかし、実は、中性脂肪とHDLコレステロールにスポットを当てると、女性でも動脈硬化のハイリスクな症例があることが分かる。
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著者プロフィール
田中裕幸(ニコークリニック理事長)●たなか ひろゆき氏。1978年長崎大卒。久留米大第三内科、大牟田市立病院(現大牟田総合病院)循環器科医長、春陽会上村病院循環器科医長を経て、94年に開業。

連載の紹介
【臨床講座】中高年女性を診る
同じ生活習慣病の中高年患者といっても、男性と女性では様々な違いがあります。循環器疾患におけるリスク因子(高脂血症、高血圧、糖尿病など)の性差を中心に、中高年女性を診察する際のポイントを解説します。
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