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連載第1回 
TC250mg/dL超の閉経女性への対応は?

2006/04/03

 63歳女性患者Aさんは、検診で総コレステロール(TC)277mg/dL、HDLコレステロール56mg/dL、中性脂肪269mg/dLと高かったことから当院を受診した。当院での採血結果は、総コレステロール265 mg/dL(Friedwaldの式から算出したLDLコレステロールは179 mg/dL)、HDLコレステロール71 mg/dL、中性脂肪77 mg/dLと、HDLコレステロールが高く、中性脂肪が低かった。また、RLPコレステロールは6.8 mg/dLと正常だった。

 本症例は、年齢以外に高血圧、糖尿病、喫煙などのリスク因子がなく、かつHDLコレステロールが高く、リポ蛋白分画精密でも小型LDLコレステロールの存在は考えにくいことから、治療不要と診断した。

著者プロフィール

田中裕幸(ニコークリニック理事長)●たなか ひろゆき氏。1978年長崎大卒。久留米大第三内科、大牟田市立病院(現大牟田総合病院)循環器科医長、春陽会上村病院循環器科医長を経て、94年に開業。

連載の紹介

【臨床講座】中高年女性を診る
同じ生活習慣病の中高年患者といっても、男性と女性では様々な違いがあります。循環器疾患におけるリスク因子(高脂血症、高血圧、糖尿病など)の性差を中心に、中高年女性を診察する際のポイントを解説します。

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