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「透析中止事件」で見えてきた法的な論点

2019/03/25
田邉昇(弁護医師、中村・平井・田邉法律事務所)
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 東京都福生市の公立福生病院で2018年8月、44歳の女性患者の血液透析を中止したことで約1週間後、患者が死亡した事件に関する報道が続いている。報道ベースではあるが、事実関係が次のように整理されつつある。

(1)女性は腎不全を患い約5年間、近隣の診療所で透析療法を受けていたが、シャントが閉塞したため2018年8月9日に公立福生病院を訪れた。

(2)医師は「首周辺にカテーテルを入れて透析を続ける方法」とともに、死につながるリスクがあることを伝えた上で「透析をやめる選択肢」を示した。

著者プロフィール

たなべ のぼる氏〇 1984年に名古屋大卒。都立駒込病院に勤務し、名古屋大学大学院で血液内科学を専攻する傍ら、救急医療、臨床腫瘍学などにも従事。旧厚生省などでの勤務を経て2001年に弁護士登録。診療を行う傍ら、医師の視点で弁護士として、非常勤裁判官として、医療訴訟を中心に多くの事件を担当。中村・平井・田邉法律事務所に所属。

連載の紹介

弁護医師・田邉昇の『医と法の視点』
話題の医療・医学に関連したニュースを、臨床医(総合内科専門医・血液専門医)でもあり、旧厚生省の勤務経験を持つ田邉昇氏が、法律家の立場で易しく解説します。

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