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第4回
延々と続く側頭部の激痛は薬物乱用頭痛か?

2014/03/26
竹島多賀夫(富永病院副院長)   

 群発頭痛は文字通り頭痛発作が群発することから名付けられた頭痛である。

 「眼周囲や側頭部の激しい頭痛発作が連日のように起こる。通常1~2時間(診断基準上は15分~3時間)の持続で夜間や早朝、睡眠中などに生じることが多く、発作中には流涙や眼充血などの自律神経症状を伴う。数週~数カ月続き、群発期が終わると嘘のように何も起こらなくなる。この群発期が年に1回から数年に1回程度繰り返す。若い男性に多い」。

 上記は、多くの医師が教科書で習った群発頭痛の特徴であろう。もちろん、このような典型例の群発頭痛の患者はたくさんいる。しかし、群発頭痛に似ているが、このイメージからは外れる患者も存在する。今回は群発頭痛のようであるが、診断や治療に迷うケースを考えてみよう。

著者プロフィール

竹島多賀夫(富永病院[大阪市浪速区]副院長)●たけしまたかお氏。1984年、鳥取大卒。鳥取大脳神経内科准教授を経て、2010年より富永病院神経内科部長・頭痛センター長。11年より副院長。日本頭痛学会理事などを務める。今やりたいことは「良質な頭痛医療を普及させること」。

連載の紹介

ケースで学ぶ頭痛診療 ~明日から役立つノウハウ~
頭痛診療では緊急性の高い二次性頭痛の鑑別が必須だが、そこに重きを置くあまり、一次性頭痛の診療をおろそかにしていないだろうか。頭痛診療の第一人者である竹島氏が、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛に代表される一次性頭痛への適切な対処法を解説する。

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