日経メディカルのロゴ画像

《連載第4回》
痛みの空間的要素を表現するには

2009/12/15
佐原加奈子

 体性痛は、皮膚や粘膜に生じる表在性superficialと、内臓、筋、骨などから発生する深在性deepに分けることができます。また、痛みの局在や広がりを知ることによって、その病変部位を推定することができます。

 神経に関連した分節性segmentalの痛みは、椎間板ヘルニア、帯状疱疹、脊髄病変で見られます。さらに、狭心症の痛みが、肩から左腕内側の痛みとして感じられることがあり、関連痛referred painといいます。これは、皮膚からの痛覚求心性線維が共通の脊髄分節にある脊髄視床路のニューロンと近接しているためです。

 痛みの空間的要素は、次のような形容詞で表現されます。

著者プロフィール

高橋 玲(同志社女子大学薬学部医療薬学科教授)●たかはし れい氏。病理専門医・細胞診専門医。1980年神戸大学医学部卒後、同病理学教室。94年京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座准教授。2009年より現職。

連載の紹介

【実用講座】医師のための医学英語
(株)アルクの『トップジャーナルの症例集で学ぶ 医学英語』のBOOK2に収録されている「まとめて覚える 医学英語の発展知識」から抜粋した内容を中心に、診断において重要性が高い英語をお届けします。

この記事を読んでいる人におすすめ