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HbA1cとグリコアルブミンの乖離

2020/09/24
田原保宏(明舞中央病院糖尿病内科)

 糖尿病患者の血糖コントロール指標のうち、中心となるのはHbA1cですが、HbA1cの欠点や弱点を補うためグリコアルブミンが開発されました。この2つの指標を用いると、血糖コントロール状態をより詳しく把握することができます。ところが、グリコアルブミンの臨床応用が進むとともに、両指標が大きく乖離する例が多数表れました。両指標は共に平均血糖に比例する指標ですが、合併疾患や個人差によってその数値が大きく影響され、症例によっては両者が大きく乖離します。

著者プロフィール

1967年東京大学工学部卒業、72年同大学院修了、72年~77年富士通研究所に勤務後、77年大阪大学医学部に編入。81年同卒業後、大阪大学老年科を経て1990年から明舞中央病院、2009年同院長。HbA1c、グリコアルブミンを中心に数学的手法を用いた糖尿病の臨床研究を展開。

連載の紹介

田原保宏の「数理糖尿病学」
HbA1cに関する多くの問題について数学的研究を進めたことから田原氏が創成したのが「数理糖尿病学」です。糖尿病に関するさまざまな課題を数理糖尿病学で解くとどうなるか、詳しく解説していきます。

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