日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、持効型インスリン製剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、75.8%の医師がインスリングラルギン(商品名ランタス他)と回答した。第2位のインスリンデグルデク(商品名トレシーバ)は19.9%、第3位のインスリンデテミル(商品名レベミル)は4.4%の医師が、最も処方頻度の高い薬剤として選んだ。
なお、第1回調査や第2回調査でも、この3剤の順位に変化はなく、インスリングラルギン(ランタス他)が圧倒的なシェアを維持しているが、2位のインスリンデグルデク(トレシーバ)も、13.2%→17.5%→19.9%と回を追うごとにシェアを伸ばしている。自由記述形式で聞いた「処方する理由」によれば、デグルデクの効果持続時間の長さと注入デバイスのフレックスタッチの評価が高いようだ(下の別掲記事参照)。

図1 日経メディカル Onlineの医師会員が最もよく処方する持効型インスリン製剤(処方経験のない1209人を除いて作成)