日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、去痰薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はカルボシステイン(商品名ムコダイン他)だった。医師の60.4%が同薬を挙げ、最も人気のある去痰薬であることが分かった。
第2位のアンブロキソール(ムコサール、ムコソルバン他)は28.4%、第3位のブロムヘキシン(ビソルボン他)は5.5%の医師が、最も処方頻度の高い薬剤として選んだ。
図には示していないが、4位以下は次の通り。
・アセチルシステイン(ムコフィリン) 1.5%
・L-エチルシステイン(チスタニン) 1.3%
・フドステイン(クリアナール、スペリア) 1.2%
・L-メチルシステイン(ペクタイト他) 0.5%
・リゾチーム(ノイチーム、レフトーゼ他) 0.2%
なお、カルボシステインは前回調査(2015年7月)でも56.4%のシェアを獲得し、最も処方頻度の高い去痰薬として選ばれていた。またプロナーゼ製剤のエンピナースP、イソパールPは2016年3月に販売中止になっている(関連記事)。
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