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CTの被曝について考える──患者さんに説明していますか?

2020/08/13
尾田済太郎(熊本大学大学院画像診断解析学特任講師)

「念のためにCTをしましょう」「とりあえずCTをしましょう」

 こう言っている臨床医に遭遇することがあります。これは正しい診療行為なのでしょうか?正しいか否かはさておき、CT検査は患者さんにとって負の効果(被曝による発がんリスク、医療コスト、偶発所見、造影剤副作用など)をもたらす可能性もあります。検査が本当に必要かどうかを、一度立ち止まって考えるべきだと思います。

著者プロフィール

尾田済太郎(熊本大学大学院画像診断解析学特任講師)●おだ せいたろう氏。2004年久留米大卒。熊本大学病院画像診断科治療科、熊本中央病院、米国Washington Hospital Center特別研究員などを経て、2019年より現職。熊本大学病院アミロイドーシス診療センター副センター長を兼務。放射線診断専門医。

連載の紹介

尾田済太郎の「CTの上手な使い方、教えます」
今やCTは一般検査の位置づけとして日常診療に欠くことのできないツールです。技術革新もめまぐるしく、臨床診療におけるCTのプレゼンスは益々高まっています。一方、X線被ばく、造影剤副作用、偶発所見といった問題点への対応についてもしっかりと考えていかなければなりません。本連載では大学病院で放射線科医として日々、診療と研究、教育に取り組む筆者が「CTの上手な使い方」について基本から最新事情まで縦横無尽に語ります。

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