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【連載第3回】
重症化した患者にはこう対応

2009/09/25
泉信有

 日本でも、8月に入って新型インフルエンザによる重症例、死亡例が次々と報告されている。中には、リスクファクター(連載第2回の表1参照)を持たなくても重症化する患者もおり、いかに重症化する患者を早期に拾い上げるかが問われている。

発症3日目の症状に注意
 とはいえ、先に流行が始まったメキシコや米国、オーストラリアでも、重症化する患者とそうでない患者の違いは明らかになっておらず、重症化するかどうかの見極めは難しい。

 海外における重症例を分析したところ、発症から入院までに平均6日前後、経過していた。重症化せずに治癒する場合、発熱から3日以内に解熱することが多いので、発症から3日目に症状の進行がないかどうかが重症患者を拾い上げるポイントになるだろう。

著者プロフィール

泉信有(国立国際医療センター国際疾病センター特別疾病征圧班医長)●いずみ しんゆう氏。1993年熊本大学医学部卒。95年東京大学物療内科入局。2003年国立国際医療センター呼吸器科、08年7月より現職。

連載の紹介

【臨床講座】新型インフルエンザの診かた
2009年8月現在、国立国際医療センターが実際に行っている新型インフルエンザの診断と対応に関するノウハウをまとめました。今後、新たな知見により内容変更になる可能性もありますので最新情報に注意してください。

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