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第23回
上顎癌に冒されていた四谷怪談のお岩

2018/08/05
篠田達明(作家・医師、愛知県心身障害者コロニー名誉総長)
上顎癌に冒されていた四谷怪談のお岩の画像

 真夏は幽霊の徘徊シーズン。いにしえより、非業の死を遂げたり、現世に執着を残す死者が化けて出るのが幽霊と考えられた。例えば、壇ノ浦(だんのうら)の戦いで祖母の二位の尼(平清盛の妻)に抱かれて海中へ没した幼い安徳天皇も亡霊となって方々へ出現している。

著者プロフィール

しのだ たつあき●1962年名古屋大学医学部卒。整形外科医にして作家。医学を題材にした歴史物の著作が多く、主な著書に「徳川将軍家十五代のカルテ」「モナ・リザは高脂血症だった」(新潮新書)、「日本史有名人の身体測定」(KADOKAWA)など。

連載の紹介

病と歴史への招待
豊臣秀吉や武田信玄といった著名な武将から、フロイト、チャイコフスキー、夏目漱石などの国内外の文化人、横綱双葉山や四谷怪談のお岩まで、歴史上の人物の病の記録。月刊誌『日経メディカル』の連載記事を再編集。

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