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第15回
秀吉が催した醍醐の花見

2018/04/15
篠田達明(作家・医師、愛知県心身障害者コロニー名誉総長)
秀吉が催した醍醐の花見の画像

 春は桜の季節である。満開の桜に誘われて今夜も花見酒にほろ酔い加減のドクターやナースもいるだろう。史上最も有名な花見といえば豊臣秀吉が京都伏見の醍醐寺(だいごじ)で催した「醍醐の花見」が挙げられる。慶長3年(1598年)3月15日、その日は風もなく晴れ渡り、それまで続いていた長雨が嘘のような絶好の花見日和となった。醍醐寺の三宝院(さんぽういん)を中心とする50町4方の山々に趣向を凝らした8軒の茶屋が設けられ、大名たちはもとより正室の北政所(きたのまんどころ)(おね)や多くの側室が集まった秀吉好みの絢爛豪華な花見の宴だった。

著者プロフィール

しのだ たつあき●1962年名古屋大学医学部卒。整形外科医にして作家。医学を題材にした歴史物の著作が多く、主な著書に「徳川将軍家十五代のカルテ」「モナ・リザは高脂血症だった」(新潮新書)、「日本史有名人の身体測定」(KADOKAWA)など。

連載の紹介

病と歴史への招待
豊臣秀吉や武田信玄といった著名な武将から、フロイト、チャイコフスキー、夏目漱石などの国内外の文化人、横綱双葉山や四谷怪談のお岩まで、歴史上の人物の病の記録。月刊誌『日経メディカル』の連載記事を再編集。

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