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第11回
山上憶良を悩ませた関節リウマチ

2018/02/04
篠田達明(作家・医師、愛知県心身障害者コロニー名誉総長)
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 万葉歌人として名をなした山上憶良(やまのうえのおくら)(660~733)は、天智天皇の時代に百済(くだら)から渡来した医師憶仁(おくに)の子ではないかといわれる。42歳のとき遣唐使として唐国に渡り、3年後に帰朝した。57歳で伯耆国(ほうきのくに)(鳥取県)の長官に任じられる。

 この頃、元正(げんしょう)天皇は美濃国の養老の滝に行幸して温泉を浴びた。温泉の効能に感銘を受けた天皇は「この美泉を以って老を養うべし」と詔(みことのり)を下し、年号を養老に改めた。

著者プロフィール

しのだ たつあき●1962年名古屋大学医学部卒。整形外科医にして作家。医学を題材にした歴史物の著作が多く、主な著書に「徳川将軍家十五代のカルテ」「モナ・リザは高脂血症だった」(新潮新書)、「日本史有名人の身体測定」(KADOKAWA)など。

連載の紹介

病と歴史への招待
豊臣秀吉や武田信玄といった著名な武将から、フロイト、チャイコフスキー、夏目漱石などの国内外の文化人、横綱双葉山や四谷怪談のお岩まで、歴史上の人物の病の記録。月刊誌『日経メディカル』の連載記事を再編集。

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