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第9回
極寒の北アルプスを越えた戦国武将 佐々成政

2018/01/08
篠田達明(作家・医師、愛知県心身障害者コロニー名誉総長)
極寒の北アルプスを越えた戦国武将 佐々成政の画像

 現代は中高年の登山ブームである。だが真冬の北アルプス登山に挑戦する年配者はめったにいないだろう。
 戦国時代、越中富山の武将で49歳の佐々成政(さっさなりまさ)(1536~1588)がこの難行に挑んだ。成政は尾張国の名門比良城主の次男で、信長の親衛隊である黒母衣(くろほろ)衆の筆頭として重んじられた。信長が本能寺に倒れたとき、成政は富山城を拠点に北陸一帯の制圧に当たっていたが、政権の中枢を占めた秀吉の専横と品格に欠ける振る舞いが我慢ならなかった。

著者プロフィール

しのだ たつあき●1962年名古屋大学医学部卒。整形外科医にして作家。医学を題材にした歴史物の著作が多く、主な著書に「徳川将軍家十五代のカルテ」「モナ・リザは高脂血症だった」(新潮新書)、「日本史有名人の身体測定」(KADOKAWA)など。

連載の紹介

病と歴史への招待
豊臣秀吉や武田信玄といった著名な武将から、フロイト、チャイコフスキー、夏目漱石などの国内外の文化人、横綱双葉山や四谷怪談のお岩まで、歴史上の人物の病の記録。月刊誌『日経メディカル』の連載記事を再編集。

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