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抗うつ薬の処方期間の不思議

2011/01/12

 前回の連載では「眠れていないお父さん」のうつ病発症率をテーマにしましたが、今回はうつ病からの回復期間を調べてみました。

 データを調べるに当たって回復期間の定義に悩みましたが、今回は、うつ病の診療開始に伴う抗うつ薬の処方開始から中止までの期間ということにしてみます。厳密な意味では回復期間と合致しないかもしれませんが、ある程度の傾向はとらえられるのではないかと思います。

 今回の調査対象母集団は、2005~08年にうつ病(ICD10: F32うつ病エピソード)の診療開始があり、その内、抗うつ薬の処方が当月を含めて3カ月以内に開始された患者7213人としています(表1の黄色部分)。

著者プロフィール

木村真也(株式会社日本医療データセンター社長)●きむらしんや氏。1981年京都産業大学卒。大手外資系製薬会社マーケティング部長、CROバイスプレジデントなどを経て、2002年に日本医療データセンターを設立。

連載の紹介

レセプトを読み解く
日本医療データセンター(JMDC)では、複数の大手健康保険組合からのレセプトや健診データを基に、様々な分析を行ってます。1000万件を超える膨大なデータから、同社社長の木村氏が、医療の「今」を探ります。

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