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良性なのに「癌だ!」と大騒ぎする患者
対応法と家族へのアドバイスは?

2014/09/22

 84歳の女性患者Tさんのことで相談があります。肝癌と卵巣癌で二人の友人をなくしたばかりの彼女が、当院の人間ドックを受診しました。結果、膵臓に嚢胞が、子宮に筋腫が見つかりました。どちらも良性でしたが、悪性化する可能性もあり、今後経過観察をすることで納得してもらいました。

 しかし、Tさんは帰宅後、「癌が見つかった。もう長くはない」と家族や知人に話し大騒ぎをしたそうです。心配になった娘さんからの連絡で判明しました。私の説明には「良性ですね。よかったです」と話していたので、とても驚きました。Tさんの言動をどう考えればいいでしょうか。(40代、人間ドック担当医)

著者プロフィール

佐藤綾子(日本大学芸術学部教授、社団法人パフォーマンス教育協会理事長)●さとうあやこ氏。米国ニューヨーク大学大学院MA取得。上智大学大学院博士後期課程修了。博士(パフォーマンス学、心理学)。医療パフォーマンス学の第一人者。「佐藤綾子のパフォーマンス学講座」主宰。

連載の紹介

続・医師のためのパフォーマンス学入門
パフォーマーである医師は、診察室というステージで、どんなことを、どのような顔で、どう話せばよいのか。話すときの姿勢、服装、動作、表情はもちろん、舞台の小道具として机や椅子はどうあるべきか。Q&A形式で分かりやすく解説します。好評を博した連載の続編です。

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