日常診察の中で、患者さんに今の吸入薬の残数を確認していますが、ほとんどの患者さんの返事が曖昧で記憶になかったり、そもそも視認を怠っている場合を多く経験しています。そのため、いつの間にか吸入薬の残数がゼロになり、気付かないまま、空の無効な吸入をしばらく繰り返してしまうケースも少なくありません。そうならないように、吸入薬残数がゼロになると、装填操作ができなくなるカウンターロック機構が備わっているデバイスもあります。現在、ジェヌエア、レスピマット、ツイストヘラー、スイングヘラーの4種類のデバイスにはカウンターロック機構があります(写真1)。
