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急性腎盂腎炎は原則入院! 外来では点滴抗菌薬を

2019/06/13
岡 秀昭(埼玉医科大学総合医療センター)
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 今回は外来でできる女性の急性腎盂腎炎の治療についてお話しします。

 本音を言えば、急性腎盂腎炎を診断した場合には、原則として入院加療をした方が良いと私は考えています。発症初期には「Urosepsis(尿路性敗血症)」と呼ばれるような状態になることも多く、初期治療が重症化を防ぐために大切であること、消化器症状を伴うと内服も困難となることがあるためです。後述するように、経験的に処方されている内服抗菌薬の薬剤感受性が信頼できなくなってきていることも外来での治療をお勧めしない理由です。

著者プロフィール

岡秀昭(埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科准教授)●おかひであき氏。2000年日本大学卒。日本大学第一内科で研修後、横浜市立大学、神戸大学、東京高輪病院などを経て、2017年より現職。

連載の紹介

岡秀昭の「一般外来で感染症をどう診る?」
「感染症専門医が勧める検査なんかいちいちやってられない」――感染症治療に対して、そんな思いを持っておられませんか? 岡秀昭氏をはじめとした埼玉医大総合医療センター感染症科のメンバーが、プライマリ・ケア医が最低限押さえておくべき感染症診療のポイントを解説します。

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