初めまして。埼玉医科大学の岡秀昭と申します。

 本連載では感染症について、感染臓器の診断法と、外来でできる適切な治療法を紹介していきます。初回ですので、まずは外来における感染症診療の原則について考えてみたいと思います。

 さて皆さんは、「一般的な診療所の外来で診る感染症の患者さんには、広域の抗菌薬を処方しておけばなんとかなる」「本当に大変な症例は専門家が入院させて診てなんとかしてくれる」――そのように考えておられないでしょうか? ですが、患者さんを診るのが、外来だろうと病院だろうと集中治療室だろうと、あるいは、患者さんが免疫不全者であろうとなかろうと、感染症診療の原則は同じなのです。

外来での感染症診療は適切なアセスメントからの画像

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