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【連載第13回 スキル編(1)】
問診はしっかり取れ、きちんと記録に残せ

2007/05/01

 私は昨春、『実践プライマリ・ケア』(金原出版)という本を上梓した。これは私が当地に来て以来、7年間の症例報告集である。当院はへき地の公的診療所なので、患者はほぼ全科にわたっている。一番難儀したのは、取り上げた患者の既往歴、現病歴、現症などの記述で、カルテを見返すと、これが実は穴だらけなのである。つまりは問診の不備に起因することで、今更ながら深く反省させられた。

問診はジグソーパズル以上の難問
 問診で一番重要なのは、初診の患者に対し、4W1H(when:いつから、where:どこが、how :どんな風に、why:何か思い当たることは、what:既往歴は何かあるか)を聞き出すことである。

著者プロフィール

大鐘 稔彦(南あわじ市国民健康保険阿那賀診療所院長)●おおがね としひこ氏。1968年京大卒。民間病院の院長、外科部長などを経て、99年より南あわじ市国民健康保険阿那賀診療所(兵庫県南あわじ市)院長。

連載の紹介

研修医必見!臨床のスキルとマナー
患者に選ばれる医師になるには?医療訴訟に巻き込まれることなく的確な医療を実践するには? ベテラン医が、自身が体験したエピソードをベースに、診療のコツや臨床医としてのマナーを説きます。

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