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日経おとなのOFF presents 医師の絶対教養 美術編

現代芸術とアール・デコの共演は木漏れ日の中で

 私事で恐縮だが、非常事態宣言で在宅勤務に移行しとかく家にいる時間が増えた頃、密かにハマっていたことがある。それは、「ヤフオク」を見ること。購入するというよりは、ここで古美術やら古い陶芸品を鑑賞していたのだ。特によく見ていたのが、「オールドノリタケ」。時々、すごく素敵な洋食器が出品されており、その装飾に一人嘆息していた(買えないし、買っても扱えないので、眺めるだけだが)。

 オールドノリタケとは、日本陶器合名会社(現、ノリタケ)が戦前に欧米に輸出していた陶磁器を指す。屏風絵のような装飾が施されており、それは、それは美しいのだ。そんなオールドノリタケは、アール・ヌーボーやらアール・デコのデザインも取り入れ、欧米人を魅了していたらしい。

 そんなオールドノリタケの食器で晩餐会が開かれていたのかしら? と空想をめぐらせつつ、その空間に溶け込んだアートを鑑賞できるのが、現在、東京都庭園美術館で開催されている「生命の庭―8人の現代作家が見つけた小宇宙」だ。

連載の紹介

日経おとなのOFF presents 医師の絶対教養 美術編
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代、医学と芸術に境界はなかった――。いつの間にか生じてしまった医学と芸術の境界を埋めるため、日経メディカル Onilneと、人生をより豊かにするオフ生活情報誌「日経おとなのOFF 」がコラボし、同誌に掲載された美術展情報をお届けします。芸術好きの先生はもちろん、「美術展になんて興味がなかった」という先生方の“絶対教養”向上に貢献します。診療の合間の息抜きや、日常からのつかの間の逃避行に、お役立てください!

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