日経メディカルのロゴ画像

第10回 高齢者の抗凝固療法で気になる「腎機能低下・高血圧・多剤併用」
意外と要注意な「NOACの併用薬の減らし方」

2019/08/05
小田倉 弘典(土橋内科医院院長)
意外と要注意な「NOACの併用薬の減らし方」の画像

研修医 前回、高齢者の出血リスクで定量化できるものとそうでないものを分けて考えなさいと言われたので、まず定量化できるものの代表として、腎機能と抗凝固薬の関係をまとめてみました(図1)。

指導医 お、これはよくまとまっていて見やすいね。診察室の壁に貼っておこうかな。

研修医 調べていて分かったのですが、NOACのランダム化比較試験(RCT)では、クレアチニンクリアランス(CCr)30mL/分未満※1は除外基準に該当していました。この部分はエビデンスがないのにもかかわらず、国内外で認可されているんですね※2

著者プロフィール

小田倉弘典(土橋内科医院〔仙台市〕院長)●おだくら ひろのり氏。1987年東北大卒。仙台市立病院循環器科、国立循環器病研究センター、仙台市立病院循環器科医長を経て2004年より現職。ブログ「心房細動な日々」。 ※2013年4月以降、コラムの内容に関連して開示すべき経済的な利益相反関係にある製薬企業はありません。

連載の紹介

プライマリ・ケア医のための心房細動入門リターンズ
患者背景によって治療方針が大きく変わる心房細動。循環器疾患を専門としないプライマリ・ケア医向けに、実際の症例や最新のエビデンスを交えながら、心房細動の診断・治療を“分かりやすさ最優先”で解説する人気コラムが、4年ぶりに帰ってきました。

この記事を読んでいる人におすすめ