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第9回 複雑症例を考える
高齢者の抗凝固療法、「出血に注意」では不十分

2019/06/12
小田倉 弘典(土橋内科医院院長)

【今回のPOINT】

・実臨床では、外来を受診する心房細動患者の50%以上が75歳以上であり、増加の一途をたどっている。

・高齢者ほど抗凝固薬のネット・クリニカル・ベネフィット(脳卒中の減少度-出血の増加度)は良好であるとのエビデンスが多い。

・出血に関連あるリスク(腎機能、血圧、併用薬剤、服薬アドヒアランス、フレイル、社会的サポートの有無、介護拒否など)を症例ごとに一つひとつ考え、できるだけ最適解に近づくようにする。

著者プロフィール

小田倉弘典(土橋内科医院〔仙台市〕院長)●おだくら ひろのり氏。1987年東北大卒。仙台市立病院循環器科、国立循環器病研究センター、仙台市立病院循環器科医長を経て2004年より現職。ブログ「心房細動な日々」。 ※2013年4月以降、コラムの内容に関連して開示すべき経済的な利益相反関係にある製薬企業はありません。

連載の紹介

プライマリ・ケア医のための心房細動入門リターンズ
患者背景によって治療方針が大きく変わる心房細動。循環器疾患を専門としないプライマリ・ケア医向けに、実際の症例や最新のエビデンスを交えながら、心房細動の診断・治療を“分かりやすさ最優先”で解説する人気コラムが、4年ぶりに帰ってきました。

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