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第8回 心不全との複合症例
心房細動治療が先か、心不全治療が先か?

2019/04/10
小田倉 弘典(土橋内科医院院長)
心房細動治療が先か、心不全治療が先か?の画像

指導医 唐突だけど、心房細動の患者さんに起きる、死亡以外の「イベント」で1番多いのは何だか分かる?

研修医 え? やっぱり脳梗塞でしょうか?

指導医 と思うよね。ところが1位は「心不全入院」1)図1)なんです(米国メディケア18万6000例対象、5年間)。さらに心房細動患者の死因も、脳梗塞は5%程度で、心不全の方が15%とかなり多いのです2)。⾮ビタミンK拮抗経⼝抗凝固薬(NOAC、直接経口抗凝固薬=DOACとも呼ばれる)服用中の心房細動患者における心不全発症率も、脳卒中・全身性塞栓症の発症率とほぼ同じと言われています。

著者プロフィール

小田倉弘典(土橋内科医院〔仙台市〕院長)●おだくら ひろのり氏。1987年東北大卒。仙台市立病院循環器科、国立循環器病研究センター、仙台市立病院循環器科医長を経て2004年より現職。ブログ「心房細動な日々」。 ※2013年4月以降、コラムの内容に関連して開示すべき経済的な利益相反関係にある製薬企業はありません。

連載の紹介

プライマリ・ケア医のための心房細動入門リターンズ
患者背景によって治療方針が大きく変わる心房細動。循環器疾患を専門としないプライマリ・ケア医向けに、実際の症例や最新のエビデンスを交えながら、心房細動の診断・治療を“分かりやすさ最優先”で解説する人気コラムが、4年ぶりに帰ってきました。

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