指導医 さて、前回は心房細動の患者さんを生物医学的アプローチを優先すべき「単純症例」、心不全を含めた多くのリスク因子が併存する「複合症例」、心理社会的アプローチも吟味すべき「複雑症例」に分けて考える視点について説明しました。今回はさらに前段階にある「健康」例の中から「心房細動を見つける」ことについて考えてみます。先日、大変参考になる患者さんが受診されたので検討してみましょう。

症例(Aさん) 75歳女性
高血圧、糖尿病で長年通院中。動悸などの自覚症状はない。今月の定期受診時に脈を取ったところ不整があったが、心電図は洞調律だった。後日、携帯型心電計を2週間貸し出して、毎日2回記録するようにしたところ、心房細動が検出された。

改めて「65歳以上は脈を取る」のが大事な理由の画像

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