前回は、表1に示す「生活習慣のABCD」のうち、「食事療法」について詳解した。今回はそれとも関連の深い「体重」の管理について詳しく見てみよう。

 わが国では、BMI(body mass index)25kg/m2以上を肥満としている(表2)。肥満を放置すれば、インスリン抵抗性や2型糖尿病リスクの増大、さらに大血管症の他のリスクファクターや死亡率の増加を伴う。

 減量を持続的に行えば、それに伴って血糖コントロールが改善することが示されている(図1)1)。減量は維持が困難である点がネックだが、持続できれば動きやすさ・機動性が向上することも報告されている2)。 日本糖尿病学会のガイドラインでは体重の目標値として、標準体重であるBMI 22 kg/m2を一律に挙げている。この数値は観察研究に基づいて健康障害が最少となるBMI値を設定した値だ。ただし、やせの人を無理に太らせる臨床的意義は不明である上、高度肥満の

炭水化物制限の方が総カロリー制限より減量効果が大きい。○か×か?の画像

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