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大腸内視鏡の予約前…「切迫破裂」を見逃すな!

2020/04/24
西野徳之(総合南東北病院消化器センター長)

 世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延する中、当院の内視鏡検査も不要不急の場合は控えるようになってきた。患者さんの不要不急な来院も減らしたいと考え、可能な人にはできるだけ長期処方をするようにも心がけている。1日でも早く、感染が収束に向かうよう心から祈っている。

 さて、今回は大腸内視鏡検査について考察していきたい。

 大腸内視鏡の検査自体は、ほとんど消化器内科医が施行するため、読者の中には「自分には関係がない」と思われる人もいるかもしれない。しかし、今回のテーマは「検査の予約を入れる場面」での話なので、多くの読者が関係するはずだ。伝えたいメッセージはずばり、「大腸内視鏡検査を気軽に予約する前に1枚、腹部単純X線写真を撮っておくこと。でないと、重大な見逃しをするかもしれない」である。

 それでは、症例を見ていこう。

連載の紹介

西野徳之の「実践! 消化器ローテク診療」
コモンディジーズの中に危険な症例がふと紛れ込んでいる消化器領域では、腹部単純X線や便培養といった地味でも非常に重要な“ローテク診療”が力を発揮します。著者が経験した症例とともに、日常診療のルーティンを見直すヒントを紹介します。

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