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Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」

第20回
グリーフケアは病棟だけでは完結できない

2019/08/02
西 智弘(川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター)
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 ヤスダさんは65歳の男性。若いころから凄腕の外科医として活躍し、45歳の時に、手術室の看護師だった15歳年下の妻を迎えた。その後、50歳で一人娘を授かり、自身は大学病院の外科部長として順風満帆な人生を送ってきた。しかし、60歳の時に大腸癌が見つかり、手術を受けたが、その3年後に再発。抗癌剤治療を繰り返し受け手きた。大学病院での抗癌剤治療を受けながら、再発直後から緩和ケアは自宅の近所にある、Dr.ニシの外来に通院。当初は本人のケアよりも、妻の不安が強いことから、看護外来や、健康相談ができる施設、「暮らしの保健室」など院内外の資源を用いて家族のサポートを行った。

著者プロフィール

西智弘(川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科)●にし ともひろ氏。2005年北海道大学卒。家庭医療専門医を志し、室蘭日鋼記念病院で初期研修後、緩和ケアに魅了され緩和ケア・腫瘍内科医に転向。川崎市立井田病院、栃木県立がんセンター腫瘍内科を経て、2012年から現職。

連載の紹介

Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」
多様な患者さんの姿をユニークに捉え、楽しみながら高齢者診療を行う宮森正氏の「経験から得た言葉や技術」を、それを支えるエビデンスと共に愛弟子の西智弘氏が綴ります。腫瘍内科と緩和ケアの統合を目指し、腫瘍内科・緩和ケア・在宅診療を、ケアセンター科が一括して担う川崎市立井田病院ならではの取り組みも併せて紹介していきます。

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