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大日本印刷と筑波大が安価な作製手法を共同開発
臓器の立体模型を「3Dプリンター」で作る
内部を空洞化、樹脂使用量を減らしてコストを3分の1に削減

2015/07/17
長場 景子=日経Robotics

 大日本印刷、筑波大学 医学医療系とシステム情報系の教授らは、3Dプリンターを使った、安価で血管などの内部構造が視認しやすい臓器立体模型を作製する手法を共同開発した。今回、肝臓のモデルを作製したが、膵臓など他の臓器への展開も今後進め、2016年度までに臨床現場での実用化を目指す。

 医療の現場では、手術前のシミュレーションや練習、治療の計画を立てる手術プランニングなどにおいて、患者一人ひとりに対応した臓器立体模型を使用する場面が増えている。従来の3Dプリンターで作る臓器立体模型は、材料の樹脂が高価なうえに、内部の血管などには不透明またはカラーの樹脂を用い、実質部(肝臓の場合は肝細胞部分)を透明な樹脂で作製していた。このため、実質臓器の立体模型1つの作製には数万~数十万円かかっていた。

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