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特発性正常圧水頭症など、脳脊髄液が関与する疾患を効率よく診断
脳脊髄液の流速をMRIで測定、東芝が技術開発

2015/07/12
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 東芝は、造影剤を使わずにMRI(磁気共鳴断層撮影装置)で撮影した脳脊髄液の動画像から、脳脊髄液の流速を計測する技術を開発した(ニュースリリース)。認知症の原因の一つである特発性正常圧水頭症など、脳脊髄液が関与する疾患を効率よく診断できるようになるという。

 水頭症の診断技術としては、「Time-SLIP(Time-Spatial Labeling Inversion Pulse)」と呼ぶ手法が知られている。脳脊髄液が体内を流れる様子(CSFダイナミクス)を、造影剤なしにMRIで可視化する技術である。従来、Time-SLIP法で得た動画像は医師が観察し、脳脊髄液の流速を視覚的に評価していた。この手法では脳脊髄液の流速を定量化することはできなかった。

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