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糖尿病医療費を適正化するための薬剤選択とは?

2019/07/08
吉村 健佑(千葉大学医学部附属病院特任講師/産業医)

 このコラムでは、厚生労働省のウェブサイトで公開されている「NDBオープンデータ」を用いて、医療の実態を「都道府県別」に見ていきます。シリーズ最終回になる今回、注目するのは糖尿病の医療費です。都道府県別に大きな格差のある、外来での糖尿病に関連した医療費をどうしたら適正化することができるのか、NDBオープンデータを使って考えます。

「糖尿病医療費の地域差」とその理由を探索する
 前回までの記事では、主に精神科の薬剤の処方状況と診療行為を例に可視化しました。NDBオープンデータは医療の内容だけでなく、医療費の地域差分析やその要因についても解析することができます。厚生労働省は糖尿病に関連した外来での医療費(40歳以上)の地域差を公開しています(図1)1)

著者プロフィール

吉村健佑(千葉大学医学部附属病院 特任講師/産業医)●よしむらけんすけ氏。2007年千葉大学医学部卒業。公衆衛生学修士、医学博士。精神科医・産業医としての臨床現場を経て、2015年より3年間、厚生労働省にて医療政策と政策研究に取り組む。2018年4月より現職。

連載の紹介

NDBオープンデータで見る日本の医療
精神科医で産業医、元・厚生労働省の医系技官が、レセプトデータを駆使して日本の医療を「丸見え」にしていきます。もはや「個人の印象」で医療を語る時代ではありません。えっ!こんなことになってんの?という驚きの医療の実態を一緒に見ていきましょう。

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