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緊急事態発生!「助けて」と電話してきた院長

2015/02/16
尾内康彦

 日経メディカル Onlineの1月13日のリポート「あなたは暴れる患者から身を守れるか」の記事は大変興味深かった。取り上げられているのは救急外来での患者暴力。医師の4割、看護師に至っては9割超が患者からの暴力を経験しているという。

 確かに、救急外来は患者からの暴力に遭遇する確率が高いと思うが、どんな診療科であろうと患者暴力は発生する可能性があると考えておいた方がいい。今回紹介するのは、あまり暴力とは縁のないと思われる眼科診療所で起きた暴力行為だ。それだけ聞くと、医療機関側が何か医療ミスを犯し、対応もかなりまずかったのではないかと思うかもしれないが、暴力の引き金になったのはそうした理由ではなかった。いくつかの要因が蓄積し、それが臨界点を超え、暴力行為という形で現れてしまった。

著者プロフィール

尾内康彦(大阪府保険医協会事務局参与)●おのうち・やすひこ氏。大阪外国語大学卒。1979年大阪府保険医協会に入局。年400件以上の医療機関トラブルの相談に乗り、「なにわのトラブルバスター」の異名を持つ。著書に『患者トラブルを解決する「技術」』(日経BP)がある。

連載の紹介

なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」
病医院を構えている限り、いつどんな患者がやって来るかわかりません。いったん患者トラブルが発生し、解決に手間取ると、対応する職員の疲弊、患者の減少という悪循環を招き、経営の土台が揺らぎかねません。筆者が相談に乗った事例を紹介しながら、患者トラブル解決の「真髄」に迫ります。
著者の最新刊『続・患者トラブルを解決する「技術」』好評販売中

 ますます高度化、複雑化する患者トラブルに、医療機関はどう対峙していけばいいのか。ご好評をいただいた前著『患者トラブルを解決する「技術」』の続編として、解決難易度の高い患者トラブルの対処法を体系的にまとめました。前著が基礎編、本書が応用編の位置づけですが、本書だけでも基本が押さえられるように構成しています。(尾内康彦著、日経BP社、2052円税込)

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