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「後遺症が残ったらあんたのせいや」と怒鳴る患者家族

2014/04/21

 「当院に併設するデイケア施設に来ていた高齢患者のことで、ちょっと困ったことになって……。相談に乗ってもらえないでしょうか」

 電話をかけてきたのは、以前からよく知るAクリニックのA院長だった。大阪府内にある同院はA院長の父親が開業し、数年前に代替わりした。在宅医療や高齢者医療、介護事業にも熱心に取り組んでいるほか、A院長は近隣の民間病院の内科でも週1回、診療している。人あたりがよく温厚で、患者からの人気も高い。クリニックは父親が院長の時代からいつも混雑している。そんなA院長が、どんなトラブルを抱えているのか。詳しく話を聞いてみることにした。

著者プロフィール

尾内康彦(大阪府保険医協会事務局参与)●おのうち・やすひこ氏。大阪外国語大学卒。1979年大阪府保険医協会に入局。年400件以上の医療機関トラブルの相談に乗り、「なにわのトラブルバスター」の異名を持つ。著書に『患者トラブルを解決する「技術」』(日経BP)がある。

連載の紹介

なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」
病医院を構えている限り、いつどんな患者がやって来るかわかりません。いったん患者トラブルが発生し、解決に手間取ると、対応する職員の疲弊、患者の減少という悪循環を招き、経営の土台が揺らぎかねません。筆者が相談に乗った事例を紹介しながら、患者トラブル解決の「真髄」に迫ります。
著者の最新刊『続・患者トラブルを解決する「技術」』好評販売中

 ますます高度化、複雑化する患者トラブルに、医療機関はどう対峙していけばいいのか。ご好評をいただいた前著『患者トラブルを解決する「技術」』の続編として、解決難易度の高い患者トラブルの対処法を体系的にまとめました。前著が基礎編、本書が応用編の位置づけですが、本書だけでも基本が押さえられるように構成しています。(尾内康彦著、日経BP社、2052円税込)

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