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「職員に虐待されている」と訴えられたらどうする?

2013/09/02

 高齢社会の日本、その影響は患者トラブルの中身にも及んでいると私は感じている。その一例は、認知症患者の増加だ。それも、認知症の治療で医療機関に通っているのではなく、他の疾患で通院、または入院していて、認知症が疑われる患者のことである。医療機関や介護施設では、教育・研修などに力を入れていることと思うが、まだまだ、認知症が疑われる患者の扱いに慣れていない方々が多いように感じる。

 そのような背景を頭の片隅に置いて、今回の事例を読んでみていただきたい。

著者プロフィール

尾内康彦(大阪府保険医協会事務局参与)●おのうち・やすひこ氏。大阪外国語大学卒。1979年大阪府保険医協会に入局。年400件以上の医療機関トラブルの相談に乗り、「なにわのトラブルバスター」の異名を持つ。著書に『患者トラブルを解決する「技術」』(日経BP)がある。

連載の紹介

なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」
病医院を構えている限り、いつどんな患者がやって来るかわかりません。いったん患者トラブルが発生し、解決に手間取ると、対応する職員の疲弊、患者の減少という悪循環を招き、経営の土台が揺らぎかねません。筆者が相談に乗った事例を紹介しながら、患者トラブル解決の「真髄」に迫ります。
著者の最新刊『続・患者トラブルを解決する「技術」』好評販売中

 ますます高度化、複雑化する患者トラブルに、医療機関はどう対峙していけばいいのか。ご好評をいただいた前著『患者トラブルを解決する「技術」』の続編として、解決難易度の高い患者トラブルの対処法を体系的にまとめました。前著が基礎編、本書が応用編の位置づけですが、本書だけでも基本が押さえられるように構成しています。(尾内康彦著、日経BP社、2052円税込)

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