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「5万円で有名人と雑誌に出ませんか」の誘い、あなたならどうする?

2013/07/08

 私のところには、医療機関からクレーマー患者やモンスター患者の相談以外にも、さまざまな種類の相談事が舞い込んでくる。このところ深刻な患者トラブルばかり続けて紹介してきたので、今回はいつもと趣向を変えて、患者関連以外の話を紹介しようと思う。

 その話というのは、ちょっと懐かしい感じがする“雑誌商法”といわれるやり口だ。1990年代ごろには、この手の話はたくさんあったが、たまたま最近、同じようなケースに出くわし、「いまだに細々と続いているのか」と驚いてしまった。

 旬を過ぎた(失礼!)有名人がレポーターとしてやってきて、院長と数十分話をして、その内容を雑誌に載せ、それなりの高額な料金を取るというものだ。私は、悪徳商法の一つと思っているのだが、有名人から取材されることに院長本人が満足してしまっているケースもあるので始末が悪い(だから、廃れずに続いているのだろう)。

 面白いことに、彼らのターゲットになるのは、開業して日が浅いクリニックだ。いずれ開業を目指す先生方は、開業直後にこんな話が舞い込んでくることもあるのだと覚えておいてほしい。

 では早速、事例を紹介しよう。

著者プロフィール

尾内康彦(大阪府保険医協会事務局参与)●おのうち・やすひこ氏。大阪外国語大学卒。1979年大阪府保険医協会に入局。年400件以上の医療機関トラブルの相談に乗り、「なにわのトラブルバスター」の異名を持つ。著書に『患者トラブルを解決する「技術」』(日経BP)がある。

連載の紹介

なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」
病医院を構えている限り、いつどんな患者がやって来るかわかりません。いったん患者トラブルが発生し、解決に手間取ると、対応する職員の疲弊、患者の減少という悪循環を招き、経営の土台が揺らぎかねません。筆者が相談に乗った事例を紹介しながら、患者トラブル解決の「真髄」に迫ります。
著者の最新刊『続・患者トラブルを解決する「技術」』好評販売中

 ますます高度化、複雑化する患者トラブルに、医療機関はどう対峙していけばいいのか。ご好評をいただいた前著『患者トラブルを解決する「技術」』の続編として、解決難易度の高い患者トラブルの対処法を体系的にまとめました。前著が基礎編、本書が応用編の位置づけですが、本書だけでも基本が押さえられるように構成しています。(尾内康彦著、日経BP社、2052円税込)

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