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スペシャル対談「病医院は警察とどう付き合うべきか?」(その3)
最も悩ましい「診療拒否」問題、私ならこうする!
ゲスト:横内昭光氏(慈恵大学渉外室顧問、元警視庁捜査1課管理官)

2012/10/22

 私のところに来る相談事で一番多いのは、間違いなく診療拒否に関する内容だ。「こんな患者はもう診たくない、職員も皆そう言っている。お互いの信頼関係も崩れているし、診療拒否したいんだけれども、本当にできるのか?」といった相談である。

 医療関係者が恐れているのは、診療拒否をした後、ネットで悪口を書かれたり、保健所にたれ込まれたり、厚生局などから何らかの指導を受けるんじゃないかということ。ハードクレーマーの中には、「応召義務違反になるぞ」「後で痛い目に遭うぞ」ということをにおわせる者もいる。だから、医療機関としては、診療拒否をしたい思いはあっても、なかなかすぐに行動に移せない。

 今回の学校法人慈恵大学渉外室顧問、横内昭光氏との対談では、「正しい診療拒否の行い方」について議論した。

著者プロフィール

尾内康彦(大阪府保険医協会事務局参与)●おのうち・やすひこ氏。大阪外国語大学卒。1979年大阪府保険医協会に入局。年400件以上の医療機関トラブルの相談に乗り、「なにわのトラブルバスター」の異名を持つ。著書に『患者トラブルを解決する「技術」』(日経BP)がある。

連載の紹介

なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」
病医院を構えている限り、いつどんな患者がやって来るかわかりません。いったん患者トラブルが発生し、解決に手間取ると、対応する職員の疲弊、患者の減少という悪循環を招き、経営の土台が揺らぎかねません。筆者が相談に乗った事例を紹介しながら、患者トラブル解決の「真髄」に迫ります。
著者の最新刊『続・患者トラブルを解決する「技術」』好評販売中

 ますます高度化、複雑化する患者トラブルに、医療機関はどう対峙していけばいいのか。ご好評をいただいた前著『患者トラブルを解決する「技術」』の続編として、解決難易度の高い患者トラブルの対処法を体系的にまとめました。前著が基礎編、本書が応用編の位置づけですが、本書だけでも基本が押さえられるように構成しています。(尾内康彦著、日経BP社、2052円税込)

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