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【第35回】COVID-19時代の皮膚科診療 その2
治りにくい「コロナ手荒れ」をどうする?

2021/04/22

 「外用しても治りません」。

 エッ?はてな困った……私の処方薬が全然効果なし? そんなばかな……。

 手荒れ(=手湿疹)といえばステロイド外用薬が効くに決まっている。それに保湿薬も処方した。私は完璧だ。ご存じの通り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防のため、今や世界中の人々が手洗いしている。となると、どうしても手荒れは増加してしまう。

 さて皮膚科の出番だ。

 手湿疹は、皮膚科の看板を掲げていれば必ず1日1人以上は受診する。「手荒れが治せなくては皮膚科医は無理だよ。患者が離れていく」と、研修医の頃によく言われたものだ。

 さて、この患者にどんな外用薬を処方したかというと……。

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。
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『一般内科医が知っておきたい皮膚科の話』

 皮膚疾患を診たい、診ざるを得ない非専門医向けに、身近な皮膚疾患について解説する書籍です。患者数が多く、かつ診断に迷うことが多いものの、皮膚科の教科書にはあまり記載がない疾患を中心に、豊富な症例写真を掲載しつつ、診断に至るまでの皮膚科専門医の思考経路を共有します。さらに、患者満足度を挙げるために押さえておきたいコツも紹介します。

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