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【第32回】「薬疹?」「不明湿疹?」を一発診断!
春に多い「ジアノッティ症候群」をご存じですか

2019/05/13

 春が来た。春になると転居や人事異動などで新しい患者が読者の医院の玄関をまたぐ。新規開業の医師や若い先生など、どんどん患者が自分の医院に来てくれて、「うれしい悲鳴」を上げたいと思っている皆さん。この「春先の患者」をしっかりゲットするには、ありきたりの疾患をしっかり診断することが肝要だ。

 何といっても皮膚科のスキルは「一発診断」。snap diagnosisともいうらしい。パッと見て「あぁこれはあれですよ。心配ありません!」とスラッと言えれば、患者は安心する。

 今日はそこで、春先に比較的お目にかかりやすい疾患を取り上げる。さて、以下の症状で小児患者が来院した。診断は何?

症例1 Aは1歳の小児。顔面にかわいらしい赤みが出現した。リンゴ病? Bは3歳女児。四肢に丘疹が出現。左右対称で、ある一定の範囲に限局している。軽い瘙痒がある。

症例2 7歳女児。またまた頬の赤み。かぶれ?紫外線?

症例3 1歳女児。顔面下顎部と頬に、落屑痂疲を伴う紅斑。瘙痒が激しい。

症例4 11歳女児。両膝に激しい瘙痒を伴う落屑性紅斑。左右非対称で瘙破痕が激しい。

症例5 6歳男児。膝屈側に漿液性丘疹の集簇。瘙痒は激しい。

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。

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