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【第28回】重篤な疾患の初期症状としての紅斑を見逃すな
変な紅斑に潜む「危ない紅斑」の見分け方

2017/11/24

 外来をやっていると、ある紅斑が悪性腫瘍や重篤な感染症など、患者の生命予後にかかわる病変かもしれない……と感じることがある。そんな重大な疾患が皮膚に症状が現れるとしよう。

 その皮膚症状がいつも同じような臨床所見を呈することなど絶対にと言っていいほどあり得ない。つまり「ほらほら、このパターンですよ。危険な紅斑ですよ」とすぐ分かる……なんてことなない。見逃してはならない紅斑のパターンは、まぁ多少は似ているかもしれない。しかし振り返ってみれば一例一例、人間の顔と同様でゼーンゼン違う、異なっている。考えりゃ当たり前かもしれないけど。

 一般医にとっては「皮膚科? 俺は専門外だからミネーヨ」と投げたいところだろう。しかし周囲に皮膚科医がいない場合は1人で悪戦苦闘することになる。そんなときどうするか?

 そこで読者にクイズである。
いきなりで恐縮だが、以下の疾患は直感的に「変な紅斑」である。しかしその中で「危険な紅斑かな?」とアンテナを立てるべき症例はどれだろう?

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。

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