日経メディカルのロゴ画像

【第10回】原因は美白化粧品?
外来で「肌がまだらに白くなった」と訴えられたら

2013/07/29

(イラスト:HARU)

 カネボウ化粧品とその子会社の美白化粧品を塗った後に、皮膚がまだらに白くなるという訴えが、消費者から2000件以上寄せられている問題。マスメディアでも盛んに報道されているが、もし、読者の外来に「肌が白くなりました」と訴える患者が訪れた場合、さあどうするか?

 今回は、急きょ「白斑」の診断を取り上げてみたい。

臨床現場で遭遇しやすい白斑の原因疾患は?
 皮膚科の外来で「肌が白くなった」という訴えは結構多い。尋常性白斑は皆さんご存じだろうが、ほかにも教科書を開けば、肌が白くなる疾患として「フォークト・小柳・原田病」「偽梅毒性白斑」「Sutton母斑」「まだら症」などの記載が目につく。しかし、実際の臨床現場での遭遇頻度はどうなのだろうか?

 ここで、おなじみの症例クイズを提示しよう。

 以下の写真は、外来で患者から「肌が白くなりました」と訴えがあった症例である。原因は何であろうか?

 まず、症例1。40代女性。「気が付いたら肌が数カ所白く抜けていた」と来院。かゆみなどの自覚症状はない。

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。

この記事を読んでいる人におすすめ