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【第9回】小児の皮膚疾患 その1
小児の足に「赤い」「固い」何かが生じた、と言われたら

2013/06/26

(イラスト:HARU)

 「うーん、診断がつかないな。これは何だろうな……困ったな」

 外来で母親の不安げな顔。小児の皮膚の診察は、保護者の視線を全身で感じながら行う、緊張度が極めて高い瞬間だ。診断・治療に自信がなく、曖昧な説明しかできない場合、医師として忸怩たる思いだろう。

 そこで今回からしばらく、「小児の皮膚疾患」についてクイズ形式で実践的に解説してみたい。

分かったつもりで分かっていない、小児の不思議な足病変
 初回は、足の病変。「足にポツポツ何かができている」と保護者からの訴えがあった場合だ。

 「足に何かができている」と訴えられた場合に、外来でよく遭遇する代表的疾患の症例写真を以下に掲載する。さて、ここで、単なる「写真合わせ」ではつまらない。これらの写真の「診断」と、「ひょっとしたらこの病気もありうる」という「鑑別診断」を少なくとも1つ挙げていただきたい。

 【解答例】診断:足白癬、鑑別診断:カンジダ症あるいは汗疹

 では、早速見ていただこう。

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。

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