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【第6回】失敗しない「手荒れ」の診察 その2
「手荒れが治りません」と言われた時の考え方

2012/06/07

 皮膚科を標榜すると、手荒れ手湿疹)の患者が実に多い。前回は「手荒れ」のように見えるけれども実は他の疾患、しかも感染症だった、というお話。今回は、感染症はなんとか否定できた、いわゆる「普通の湿疹」だった場合の話をしよう。

 普通の手湿疹では、定番治療、つまり、ステロイド外用で炎症を抑制し、ハンドクリームの頻回な使用でスキンケアをしっかり行う。「これで解決するはず!」…ところが、現実はそう甘くない。

 「先生のお薬、塗ったけど効きませんでした」

 患者からそう言われることがある。つまり「ステロイド外用で治らない、不満を訴える患者」がヤマほどいることを思い知らされる。

連載の紹介

【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来
患者はヒタイに病名を書いて来院するわけではない。検査結果を待ってじっくり診断する余裕もない。立ち合い勝負の無慈悲な診療科—それが皮膚科である。教科書に載っていない、皮膚科診療における思考過程を再現してみよう。

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