
(イラスト:HARU)
「顔が赤くなってしまって痒いんです。先生、何とかして!」
皮膚科外来は「女性のお肌」外来の側面が色濃い。特に顔に何かできた場合、医師の門戸を叩くのは男性よりも圧倒的に女性患者の方が多い。
<まず診察>
化粧をしたままの患者には、申し訳ないがスッピンになってもらう。さて、「顔が赤い」と一口に言っても、いろいろなタイプがある。
この患者は、目の内側、内眼角(目頭)が罹患するタイプ。
発赤部位は眼の周囲、頬周囲が多い。なぜか鼻には認められない(写真1、2)。
(イラスト:HARU)
「顔が赤くなってしまって痒いんです。先生、何とかして!」
皮膚科外来は「女性のお肌」外来の側面が色濃い。特に顔に何かできた場合、医師の門戸を叩くのは男性よりも圧倒的に女性患者の方が多い。
<まず診察>
化粧をしたままの患者には、申し訳ないがスッピンになってもらう。さて、「顔が赤い」と一口に言っても、いろいろなタイプがある。
この患者は、目の内側、内眼角(目頭)が罹患するタイプ。
発赤部位は眼の周囲、頬周囲が多い。なぜか鼻には認められない(写真1、2)。
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中村健一(ドクターケンクリニック院長)●なかむら けんいち氏。信州大医学部卒。宇治徳洲会病院、北里大皮膚科、聖路加国際病院皮膚科を経て、1993年におゆみの皮フ科医院を開業。2018年に移転、医院名を変更。著書に『診療所で診る皮膚疾患』『診療所で診る子どもの皮膚疾患』(いずれも日本医事新報社)など。
皮膚疾患を診たい、診ざるを得ない非専門医向けに、身近な皮膚疾患について解説する書籍です。患者数が多く、かつ診断に迷うことが多いものの、皮膚科の教科書にはあまり記載がない疾患を中心に、豊富な症例写真を掲載しつつ、診断に至るまでの皮膚科専門医の思考経路を共有します。さらに、患者満足度を挙げるために押さえておきたいコツも紹介します。
2022/05/10
2021/10/26
2021/04/22
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2019/12/02